美容室の照明計画の話 | note architects - 清澄白河 門前仲町
2020.07.03
光の色について考える

美容室の計画で重要なのが、照明の計画です。照明は明るければよいというわけではありません。

ポイントは色温度と演色性です。

演色性は物の色が正しく見えるか、を示す指標です。照明器具は、赤から紫まで様々な色の光を混ぜ合わせて、白色の光を作っています。私たちは物体が反射した光をみて、物の色を認識していますが。そもそもの光源の色がバラバラでは、反射した色もバラバラなので色を正しく認識できません。演色性の高い照明は、波長のバランスが良く、物の色を正しく認識することができます。髪の色、肌の色を確認するために、美容室では演色性が高い照明を採用します。
数値でいうと Ra85 以上が良いです。

色温度は光源の光の色。青白い色は色温度が高く、オレンジ色は色温度が低いです。カラーリングのチェックには色温度の高い昼白色、カット台付近は肌色をよく見せる低温度の電球色の照明を使います。

後は顔や手元に影ができないように、バランスを見て配置し。店舗の雰囲気作りで、明暗の差をつけたり、演出で見栄えのする器具を付けるなどして全体を仕上げていきます。

ryokamamatsu

北浦和の美容室

北浦和の美容室

>写真の建物はこちら「北浦和の美容室」