キッチンについて考える | note architects
2021.01.28
キッチンについて考える

住宅におけるキッチンの配置、特に都心リノベの場合その配置次第で部屋の性格が決まるといっても過言ではありません。
部屋の真ん中にキッチンを置けば、家族が集まる場所になるし、壁に寄せればリビングと一体となり広々と使うことができます。
リビングとは別の部屋にキッチンを置くと、静かで落ち着いたリビングになるでしょう。

さらにキッチンは人によって価値観が分かれる部分でもあります。コミュニケーションの場にもなりえるし、単なる設備ともなりえます。
何か正解があるわけではなく、その人の価値観に合っているかどうかが大事になってきます。

なのでキッチンの配置や形式から考えるより、生活のイメージや家族のコミュニケーションのとり方などから、それに合ったキッチンの形を選択するという流れです。
目的を明確にして、手段を選択する。これは家作り全体にも言えることだと思います。

コストや掃除のしやすさも大事ですが、それ以上に住む方のライフスタイルを考慮しながらキッチンを考えています。

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