中から外を眺める、ということにとても魅力を感じています。
縁側に座って庭を眺めてきた、日本人のDNAに深く刻まれている感覚だと思います。
外を見る、という感覚をより明確に感じられるように、中と外の世界を別物にするというやり方があります。
例えば、外観や廊下はグレーに色を落として、サッシや手摺りなどの金属は黒い塗装で無機質なのに対して、部屋の中はシナ合板とオークのフローリングで、暖かみのある空間にしています。
無機質な中庭にシンボルツリーが一本、朝の光が差し込めば、今日も良い一日を過ごすことができそうです。
ryokamamatsu