何もない話 | note architects - 清澄白河 門前仲町
2020.06.22
何もない場所に思う

写真は元々和室だったところですが、特に何のスペースかは決めていませんでした。正面の白い壁にプロジェクターを映すために、距離が必要だったためできたスペースです。もったいないね、とよく言われますが、私は建築には使い方が曖昧なスペースも大事だと思っています。

何もない場所は、何にでもなれる場所です。そこには自由があります。

実際にここは昼寝をしたり、子供の遊び場にしたり、ゲストが来た時の寝る場所にしたり、いろんな場所として使っています。

親から宿題をやりなさい、と言われた途端に宿題をする気がなくなるように、ここではこう過ごしなさい、と言われているような全てが準備され整っている場所では息が詰まってしまいます。

自由であることは生活に潤いを与えてくれます。同じような毎日が過ぎていっては退屈です。時には気分を変えることも必要ではないでしょうか。

家での過ごし方に変化を与えてくれるのは、そんな何もない場所だと思います。

ryokamamatsu

写真の建物はこちら「塩浜のリノベーション」