坂のある街の話 | note architects
2020.06.30
坂のある街に思う

坂のある街に魅力を感じます。地面と建築の関係を見て歩くのが、とても面白い。

坂のある街の建築は、地形に対応して、自身の形も変化させています 。2 階からも入れたり、地下の部屋だと思ったら窓が付いていたり。期待を裏切られるような出来事が中では起こっているのだろうと、想像を巡らせています。

建築にちょっとした驚きがあると、建物の中を冒険しているようなワクワク感が生まれてきます。となりのトトロで、メイとサツキが階段を探して家中を走り回っていたような。こんなところに階段あるの!?という感じ。

住宅地によくみられる雛壇造成地は、地面からの問いかけに目を背けているように見えます。地形を読み解き回答を返す、何事も会話が大切です。

地面との会話が見える建物は、とても魅力的に感じます。

ryokamamatsu