モノの在り処を考える | note architects
2021.10.01
モノの在り処を考える

有効活用の名のもとに、空間の隙間を縫って収納場所を増やす。
ここも収納、あそこも収納、収納が多いと喜ばれる。
中身は見せたくないので、扉をつける。

たちまちモノが迷子になる。
収納はあればあるだけモノを蓄える
生活空間が狭くなる

陥りがちなパターンだが、一般化された方法でもある。
それが正解だと正義のように語られることもある。

収納は
必要な分だけ
まとめて
見やすく
が基本だと考えている。

家中に分散させずに、必要なモノの置き場所をまとめて用意する。
扉はつけず、カゴにまとめるのもよい。
部屋にしてしまえば、扉はつける必要はなく、見やすく十分な量をしまうことができる。

納戸では足りない。
倉庫では無機質すぎる。
モノの置き場所も大事な生活空間と考える。

モノの置き場所を充実させると、生活の場がシンプルに保てる。
生活の脇役かもしれないが、そこの良し悪しが生活の質に大きく影響する。

収納の質の問題で、収納量、収納場所の量の問題ではない。

ryokamamatsu